ヘアースタイルの左右バランス
ヘアースタイルの左右バランスは、
長さを同じにすること=正解だと思われがちですが、
実はそうではありません。
人の頭の形や顔のバランスは、
ほとんどの場合、左右にずれています。
完全に左右対称な人は、ほぼいません。
実際、
左右対称で成立するカットはかなり限られています。
思い浮かぶのは、
ワンレングスボブ、坊主、センター分けのヘアスタイル、
そのくらいでしょうか。
ただ、坊主であっても
頭の形ははっきり出ます。
そのため、坊主でも
左右対称ではない方がほとんどです。
サイドパートのヘアスタイルにすると、
当然ながら
左右対称にはなりません。
それ以外の多くのヘアスタイルも、
左右を同じ長さ・同じ形にしても、
見た目がきれいに見えるとは限りません。

だからタケアキは、
左右のバランスを
数値や理屈ではなく、外観(見た目)で決めています。
骨格、分けグセ、顔の向き、
立ったときや歩いたときのシルエットまで含めて、
「どう見えるか」を基準に調整しています。
また、
鏡で見える正面だけでなく、
自分ではわかりづらい後ろ姿も
かなり気にして見ています。
後ろ姿は、
本人が一番確認しづらい反面、
他人からはよく見られている角度。
左右の重さや首へのかかり方、
襟足のラインなど、
後ろから見たときに違和感がないかを大切にしています。
そのためカット中は、
近くで見たり、
少し離れて見たりしながら、
全体のバランスを確認しています。
ときには、
頭を少し下げていただき、
襟足や後ろ姿をチェックすることもあります。
たまに、
左右が離れて見えることがありますが、
それはわざとではありません。
頭の形や骨格、クセに合わせた結果、
一番自然に見える位置が
そこになることもあります。
ちなみにタケアキ自身も、
右の耳が少し高く、
メガネも右側が上がっています。
人はもともと左右非対称。
だからこそ、
左右を「揃える」のではなく、
一番しっくりくる外観をつくることを大切にしています。
仕上がりをより良くするため、
カット中に
・少し動いていただくこと
・頭を下げていただくこと
お手数をおかけしますが、
ご協力いただけると助かります。
そして、
もし違和感を感じるところがあれば、
遠慮なく言ってください。
そのときは喜んで切ります。
それがタケアキの考える、
ヘアースタイルの左右バランスです。
